松山市議会 2019-12-04 12月04日-02号
そこでまず、これからの坂の上の雲のまちづくりがどのようなまちづくりか、また前市政の取り組みとの違いは、3期目の市長公約で明治という時代の転換期を駆け抜けた小説の主人公たちのように、課題に立ち向かい、夢と理想を持って何事にも挑戦し続けることを基本姿勢の一つにしています。
そこでまず、これからの坂の上の雲のまちづくりがどのようなまちづくりか、また前市政の取り組みとの違いは、3期目の市長公約で明治という時代の転換期を駆け抜けた小説の主人公たちのように、課題に立ち向かい、夢と理想を持って何事にも挑戦し続けることを基本姿勢の一つにしています。
主人公たちが読み手を多彩な世界にいざない、時には、心に直接語りかけてくれる読書の楽しさを子供時代に味わうことは、何事にもかえがたい生涯の財産となります。読書が学力を左右することも最新の脳科学でわかってきました。東北大学の川島隆太教授らの研究によると、読書時間が長いほど、小中学生の成績は高い傾向にあり、若い年齢ほど読書が脳に発達を与える効果は大きいと言われています。
これからも明治という時代の転換期を駆け抜けた小説『坂の上の雲』の主人公たちのように、課題に立ち向かい、夢と理想を持って何事にも挑戦し続けます。 多くの市民の皆さんにいただいた期待に応えるため、以上、申し上げました3つの基本姿勢で「笑顔広がる人とまち 幸せ実感都市 まつやま」を目指して変わらず全力で取り組んでまいります。議員の皆様の御支援、御協力をよろしくお願い申し上げます。
「日本史上類のない幸福な楽天家たち」、明治という時代の転換期を駆け抜けた『坂の上の雲』の主人公たちを司馬遼太郎さんはこの言葉であらわしました。日本が直面する人口減少、少子高齢社会は、私たちが初めて経験する大きな課題です。しかし、私たちには、先人たちが残した多くの宝と、苦しいときこそ前を向いて、夢や理想に向けて挑戦する松山人の気質があります。
明治という時代に日本が近代国家の仲間入りをするために立ち向かった郷土出身の秋山好古、真之兄弟と正岡子規の3人の主人公たちの青春群像が鮮やかに描かれており、多くの日本人の心を動かした司馬さんの代表作の一つです。
松山城や道後温泉を初めとする有形の文化・観光施設はもちろん、四国で唯一の50万人都市へと成長する中で、集積された都市機能また温暖な気候と歴史・文化に培われた、お互いさま、おかげさまという思いやり・支え合いの心、小説「坂の上の雲」の主人公たちのような夢や理想を抱き、挑戦し続ける想いといった無形のものまで、先人たちから受け継いだ大切な遺産、松山らしい言葉で言えば宝があります。
また平成14年度に策定された本市の最上位の計画、第5次松山市総合計画の中では、「『坂の上の雲』をめざして」をまちづくりの基本理念として掲げ、続いて平成24年度に策定された第6次松山市総合計画の中においても、小説の主人公たちの夢や理想、目標を持ってひたむきに努力する姿をキーワードとして、「夢や理想を抱き、挑戦し続けるまちを目指す」をまちづくりの理念の1つとして掲げておられます。
まず、ミュージアム事業の経済効果についてですが、坂の上の雲ミュージアムは、小説「坂の上の雲」に登場する3人に主人公たちの高い志を多くの市民と共有しながら、松山のまち全体を屋根のない博物館と捉え、物語のあるまちにしようとするフィールドミュージアム構想の中核施設として国の交付金を活用し建設したものです。
次に、企業研修旅行誘致促進事業についてですが、本市におきましては、昨年度実施し、23企業の旅行を誘致した企業研修旅行緊急支援事業や経営者層や旅行会社等から高い評価を得た企業経営フォーラムの手応えをもとに、坂の上の雲の主人公たちを輩出したまちとしての強みを生かしたリーダーシップや組織マネジメント力を向上させるためのプログラム、野球拳などの郷土芸能や道後温泉を活用した社内活性化へ向けたプログラムなどを独自
本市といたしましては、ドラマが放映されることのみによる集客効果は限られることから、まちづくりのテーマと集客テーマを連動させ、坂の上の雲の主人公たちの足跡やその時代背景である明治に視点を当て、地域の資源を磨き上げながら、魅力ある観光商品として旅行市場に提案し、着実な集客実績に結びつけてまいりました。
単に新しいものをつくるだけではなく、地域で古くから培ってきた既存の資源を最大限活用し、主人公たちのように夢や希望を持ちながら官民一体となって物語が感じられるまちを目指すこと、それは全国で初めて取り組む小説を生かしたまちづくりでありました。そして、これはまちづくりのテーマであるとともに、より多くの方へ松山へ来ていただくという、観光誘客への課題としてもあわせて追求してきたものです。
市長賞に輝いた「亡き父の靴履いて出かける入社式」という作品は、悲しみの中にも、将来に向けて頑張っていこうとする前向きな精神が言葉に込められており、まさに坂の上の雲の主人公たちが、前をのみ見詰めながら歩いていった姿に通ずるものがあり、熱いものを感じさせてくれる作品であります。
そして、俳人正岡子規を初めとした主人公たちの足跡が残る松山への関心が高まり、本市を訪れる観光客も多くなることを期待しているところでありますが、このドラマ効果を追い風としながら、一過性の効果に終わらせることのないよう、継続的な観光振興策につなげていくことが肝要であると考えるのであります。
これらに加え、まつやま農林水産ブランドなど、地産品の販路拡大を行いながら集客につなげる方策や、坂の上の雲の主人公たちをはぐくんだまちの強みを生かした企業研修旅行の誘致などにも挑戦し、支持される観光地松山のブランド化とさらなる集客に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○田坂信一議長 田那辺農林水産担当部長。
この事業の中核に、松山はいくへの取り組みがありますが、これは、観光客の需要の高い物語性と個性のあるまち歩きメニューを専属ガイドの案内のもと、地元の人との交流や松山ならではの食文化との出会いを通じて、坂の上の雲の主人公たちの足跡やその時代背景である明治を体感し、まちの魅力を満喫していただこうとするものでございます。
次に、日露戦争についてでありますが、小説「坂の上の雲」は、本市出身の3人の主人公たちの人生に重ねて、明治維新から日露戦争までの日本と日本人の姿を書き上げたものであり、その時代背景として日清、日露戦争が描かれております。
そのような中で、昨年1月に松山商工会議所が取りまとめ役となり、160を超える団体によって構成される交流人口・産業拡大会議が発足し、以来、関係各位の御尽力によりこうしてドラマの世界を存分に満喫することができる展示空間が主人公たちのふるさとである松山の地に誕生したことは大変ありがたく誇りに思う次第であります。
これらの方々の満足度を高めるためには、まちの魅力を坂の上の雲あるいはその主人公たちと重ね合わせて案内できる観光ガイドの役割が重要となります。こうした人材を養成するために、本市といたしましては、これまで松山大学、松山商工会議所等と連携しながら、ふるさとふれあい塾に取り組み、講座開設以来3年間で約700名の松山観光文化コンシェルジェ中級認定者を輩出いたしております。
小説「坂の上の雲」には、若い主人公たちが、新しい国、ひいては新しいまちをつくる上げるために、極めて前向きな志を持ってみずからの道を歩む様子が描かれています。
この坂の上の雲のミュージアムは、松山の新しいまちづくりに生かすための中核的施設であって、松山市のフィールドミュージアム構想の核として位置づけられる中で、夢や理想、目標を持ち、生きていく勇気や希望を与えるメッセージが感じられる展示機能、市民主体のまちづくりを支援する交流機能、そして市内に点在する主人公たちのゆかりの地や史跡等の地域情報を発信する機能をあわせ持つ施設であります。